- やりたいことが決まっていない人
- 学部選びで困っている人
この記事を読めば、皆さんの性格から考える学部の選び方を理解することができます。
皆さんは自分のやりたいことが見つかっていますか?
この記事をご覧になっている皆さんは、大学の学部選びで迷っているかと思います。
僕も高校時代にはやりたいことがなかったので、単純に「英語を勉強したいな」という思いから国際系の学部へ行きました。
それ以上の選択は自分にはできないので、特に後悔はないのですがベストな選択はできなかったなと感じています。
でも幸運なことに、大学時代の中で興味がある分野を見つけ出すことができました。
なんなら、高校時代にやりたいことがある人なんてごく稀ですし、自分に合った学部を見つけられる人は少数だと思います。
とはいえ、できる限り自分に合った学部に入りたいですよね。
やりたいことがないとしても、四年間は無駄にするべきではありません。
というわけで今回は、やりたいことがない人にオススメの大学や学部の選び方を紹介したいと思います!
論文が基になった考え方ですのでぜひ参考にしてみてください!
本記事の内容はこちら!
- やりたいことがない人にオススメな大学や学部の選び方とは?
以下の参考文献を基に書いています。
やりたいことがない人必見!性格で分かる大学・学部の選び方とは?

それではさっそく、性格でわかる大学・学部の選び方について解説します。
大学で何をやりたいか決まっていない人は最後までお付き合いください!
やりたいことがない人はビッグ5を参考に大学・学部を選ぶ
いきなりですが、自分のビック5を調べましょう!
なぜから、ビッグ5を調べると自分の興味が見えてくるからです。
ビッグ5とは
まずビッグ5とは、人間の性格を5つの要素にわけたものになります。
5つの要素とは、
- 開放性=知的好奇心の強さ
- 誠実性=まじめ度
- 外向性=社交的で活動的
- 調和性=他人への心配り
- 神経症傾向=不安や緊張の感じやすさ
に分かれていて、テストを受けたあとそれぞれの傾向の高さを見ます。
ビッグ5の簡易版テスト
皆さんにもビッグ5テストを受けていただきたいのですが、本気でやると凄い量の質問を答えないといけないので、簡易版ビッグ5テストを紹介します。
ペンシルベニア州立大学のジョン・ジョンソン博士が考案した簡易版のビッグ5テストでは、10個の質問に答え、それぞれに1~7で点数をつけます。
以下の質問です。
①あなたは外向的、情熱的ですか?
②あなたは批判的、口げんかをしやすいですか?
③あなたは自己コントロール能力が高い、頼りがいがありますか?
④あなたは心配性、動揺しやすいですか?
⑤あなたは新しい経験や複雑な物事に対してオープンですか?
⑥あなたはあまり自分を主張しない、無口ですか?
⑦あなたは共感能力が高い、優しいですか?
⑧あなたは物事にこだわらない、ぶっきらぼうですか?
⑨あなたは温厚、感情が安定していますか?
⑩あなたは形式にこだわる、創造性が低いですか?
そして、以下の公式に当てはめてそれぞれの点数を出します。
開放性=(8-⑩の点数)+⑤の点数
誠実性=(8ー⑧の点数)+③の点数
外向性=(8ー⑥の点数)+①の点数
調和性=(8ー②の点数)+⑦の点数
神経症的傾向=(8ー⑨の点数)+④ の点数
僕も執筆中にやりまして、質問に答えたらこのような結果になりました。
①→3 自分的には外向性が低い
②→2 口げんかはあまりしない
③→5 自己コントロール力はまだある方だと思います。
④→6 めちゃくちゃ動揺してしまいます
⑤→4 新しい挑戦にはそこそこ前向きです
⑥→3 主張は控えるほうです
⑦→5 自分で言うのも変ですが共感能力は高いと思います。
⑧→2 物事には全然こだわりがないですね
⑨→3 感情の浮き沈みが激しいです
⑩→5 ルールを守りたいタイプです
その結果、
- 開放性9
- 誠実性11
- 外向性8
- 調和性11
- 神経症的傾向11
となりました。メンタル弱めの優しい自己コントロールマンですね笑
もっと詳しく自分のビッグ5知りたい方は、
をご利用ください!
やりたいことや大学・学部をビッグ5から考える
ここまでで、簡易版ビッグ5テストで皆さんの傾向をを見ていただきました。
そして次は、テストによって判明したビッグ5から大学の学部を考えます。
性格と学問の関係
デンマークのオーフス大学による研究では、性格と学問の好みの関係について調べました。
具体的には、性格のビッグファイブと大学の専攻分野の傾向について調べました。
その結果、
- 外向性が高い=社交性があって自己主張ができる人は、経済学・法律・政治学・医学を選びやすく、芸術や人文系には興味を示さない。
- 開放性が高い=創造性が高くて好奇心が強い人は、人文科学・芸術・心理学を選びやすく、経済学・工学・法律などには興味を示さない。
- 調和性が高い=他人への信頼やが優しさが強い人は、法律・ビジネス・経済学への興味が低い。
- 神経症傾向性が高い=うつや不安になりやすい人は、芸術と人文科学を選ぶ傾向が非常に高く、心理学も好き。経済学とビジネスには興味を示さない。
- 誠実性が高い=目的志向でセルフコントロール能力が高い人は、芸術や人文科学を選ぶ確率が非常に低い。
ということがわかりました
つまり、自分のビッグ5を調べると何に興味を持ちやすいかがわかるというわけです。
僕の結果と当てはめてみますと、誠実性と調和性と神経症的傾向が高めです。
つまり、
- 芸術や人文科学を選ぶ確率が低い
- 法律・ビジネス経済学への興味が低い
- 芸術や人文科学を選ぶ傾向が高い
となりました。
いやどっちやねん!となりそうな結果ですね笑
でもとりあえず、学びたい分野が経営・法学・経済ではないことは間違いないです。高校生のときの学部選びではすぐに外されていました。
もちろん、社会人のいまは受験生のころとは自己評価も変わっているので、高校3年生の自分とは違うこともありえます。
高校3年生のころは、自己コントロール能力がめちゃくちゃ低かったので成長したのだと思います。
もしかすると、ビッグ5テストで考えてもいなかった分野が出てくるかも知れませんが、自分の性格から考えるという手もありますので、視野を広げてみましょう!
やりたいことがない大学・学部まとめ

ここまで、ビッグ5を調べたら興味の傾向が出てくるよーという話をしました。
復習します。
ビッグ5を計測することで興味の傾向がわかる
ということでした!
いかがだったでしょうか。
大学の学部選びってすごい難しいですよね。
十数年しか生きていないのにやりたいことを見つけろと言われても、ピンとこないと思います。それは決して悪いことではありませんし、自分を責める必要もありません。
大事なことは行った大学でどのような姿勢で学ぶかです。好きな学部に入れても授業に行かなければ何の意味もないですからね。
僕みたいに学部の授業以外でやりたいことが見つかることもあります!
皆さんが納得のいく学部選びになることを祈っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!