- ToDoリストを使っている。
- タスクがなかなか終わらない。
- ToDoリストが意味があるのかを知りたい。
この記事を読めば、ToDoリストが意味ない理由を理解することができます。
皆さんはToDoリストを作っていますか?
ToDoリストとは、やることリストです。
今日やるべきことを羅列して一つずつこなしていくというテクニックが主流となっています。
例えばこんな感じですね。
今日やること
- 新規アポの電話を10件かける。
- プレゼンの資料を準備する。
- 部下との会議をセッティングする。
しかし、ToDoリストを作ったのはいいもののこんな経験をしたことはないですか?
「ToDoリストが終わらない!」
ToDoリストを作ったけど一日で終わらせることができなかったという体験をしたことがある人は多いと思います。
実際に僕もToDoリストを作ったにも関わらず全てを実行することができませんでした。具体的には、コンタクトレンズを作りにいく予定だったのですが面倒くさくてやめました。
そこで一つの疑問が生まれたわけです。
今日はそんな疑問を解決していきたいと思います。
本記事の内容はこちら!
ToDoリストが意味ない3つの理由
- 大事なことを後回しにする。
- 優先順位や所要時間がわからない。
- 作っただけで達成感を得る。
ToDoリストが意味ないからシングルタスク化する
以下の参考文献を基に書いています。
- 『倒れない計画術』
ToDoリストが意味ない3つの理由

さっそく、ToDoリストが意味ないよーという話をしていきます。
ToDoリストが意味ない理由①
大事なことを後回しにする。
まず一つ目の理由は、ToDoリストを作ったら簡単なものから片付けようとするからです。
質よりこなした数
皆さんも経験があると思いますが、ToDoリストはできれば一つでも多く完了させたいですよね。
- 10個やることを挙げて7個終わらせたとき
- 10個やることを挙げて3個しか終わらなかったとき
ぐっすり眠れるのはどう考えても前者ですよね笑
ToDoリストから達成感が得たいがためにすぐに終わる作業から始めてしまって、さらにそんなに大きなことをしていないにも関わらず満足感を感じるわけです。
実際に研究でもToDoリストに挙げた50%のことはその日のうちに完了し、そのほとんどは1時間以内に終わるということがわかっています。
逆に、41%のことは完了することがないということも明らかになっています。
つまり、ToDoリストを作ると簡単に終わることからやってしまい、時間をかけてやるべきことを後回しにしてしまうということです。
この時間をかけることの方が大事だったりします。ToDoリストを作ったせいでそこへの注意が逸れてしまっては効率も関係がなくなってしまいます。
本当にToDoリストを有効活用させたいなら、大事なことしか書かないほうがいいですね。
理由①:ToDoリストを作ると大事なことを後回しにしがち。
ToDoリストが意味ない理由②
優先順位や所要時間がわからない
二つ目の理由は、ToDoリストには優先順位や所要時間を表現しないということです。
タスクを羅列しただけ
皆さんが作るToDoリストを想像していただきたいのですが、ToDoリストを作るときたいていの人は箇条書きにします。
例えばこんな感じ。
- ○○さんに打ち合わせについてメールする。
- デスク上の片づけをする。
- プレゼンの原稿を作る。
これを見てどれがどのくらいの時間を要し、どれが大事なことかわかりますか?
恐らく一番自分の成果に繋がるのはプレゼンの原稿を作ることだと推測されるので一番時間をかけるべきはそこだと思います。しかし、箇条書きではどれも同じような扱いに見えるため、どれからやるべきかわからなくなります。
デスクの片付けもプレゼンの原稿作りも同じようなタスクと考えてしまうわけです。
時間の予測も立てられないし簡単なものから手を付けてしまうので、進めるべきことがなかなか進まないですよね。
理由②:ToDoリストではどのタスクも同様に扱ってしまう。
ToDoリストが意味ない理由③
作っただけで達成感を得てしまう
最後は、ToDoリストを作るとそれだけで少し満足してしまうからです。
仕事をした感
そんなことないよと思う方もおられるかもしれませんが、やることを考えてそれを全て書き出していたら、それ自体が一つのタスクになります。もう一つ仕事が終わった感じになります。
ToDoリストの弊害は「そんなに大したことしてないのに仕事した・努力した感」が出てしまうところにあります。
くれぐれもToDoリストを作っただけで満足しないように。
ToDoリストは成果が出てこそ意味がありますので。
理由③:ToDoリストを作っただけで達成感を感じる。
ToDoリストは意味ないからシングルタスク化する

これまでToDoリストを作っても成果が出ない理由を3つ挙げてきました。
ToDoリストがいつまでも終わらない3つの理由
1.簡単なものから始めてしまうから。
2.優先順位や所要時間を考慮しないから。
3.ToDoリストを作っただけで満足してしまうから。
ということでした。
では、どうすればこのToDoリストの弊害を避けることができるのでしょうか。
ToDoリストが意味ないから
そこで登場するのが、【シングルタスク化】です!
シングルタスク化とは、その名の通りやるべきことを一つずつ終わらしていくことです。
そんなん普通のToDoリストと変わらへんやんと思った方もおられるかもしれませんが、一旦シングルタスク化の方法を順番に説明します。
シングルタスク化のやり方
シングルタスク化はこのように行います。
- いつも通りToDoリストを作る。
- 数分で終わるような簡単なタスク(50%)を全て消す。
- 41%の終わらない項目から行動に移す可能性が低いモノを消す。
- 自分にとって本当に大事だと思うことを一つ選ぶ。
- それを行動に移して、それが終わるまで他のタスクには手をつけない。
このように、普通のToDoリストから簡単なタスクや重要度の低いタスクを除いて本当にやるべきタスクを選択・集中することがシングルタスク化です。
大事なことは、集中するべきタスクが終わるまで他のことはやらないということです。
やらないといけないことが頭に浮かんでくるかもしれませんが、選んだタスクを一つずつこなしていくことでToDoリストの本当の実力が発揮されるわけですから、目の前に集中しましょう。1
行動:本当にやるべきことに焦点を当てて一つずつ終わらせる。
ToDoリストが意味ないまとめ

ここまで、ToDoリストは意味がないからシングルタスク化しよう!という話をしました。
復習します。
- 簡単なものから終わらせるから。
- 重要度に関わらず同じように扱うから。
- ToDoリスト作成で満足感を得るから。
シングルタスク化することで本当のToDoを知る。
ToDoリストはもともと効率化を図るものだったわけですが、逆に効率を落としていた可能性があったみたいです。
僕もよく前日にToDoリストを作っては当日に終わらせられないということを繰り返していたので、シングルタスク化を使ってやるべきことに集中したいと思います!
皆さんのToDoリストに変化があれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。