- 勉強になかなか取り掛かれない人。
- 自分の完璧主義に嫌気が差す人
- 完璧主義な自分でもできる勉強法を知りたい人。
この記事を読めば、完璧主義な人が勉強できない3つの理由と完璧主義がやりがちなダメな勉強法を3つ理解することができます。
皆さんは完璧主義ですか?
完璧主義の皆さんの何事にもきっちり取り組もうとする姿勢は、素晴らしい心掛けだと思います。僕も見習わなければならない点がたくさんあります。
でも逆に完璧主義で苦しんでいる人もいるのではないでしょうか。
- 勉強したいけど、全然できない自分が嫌だ。
- ノートはどうしても綺麗に取りたい。
- 解けない問題に直面すると、解けるまで考える。
などなど、きっちり勉強しようとするあまり、なかなか思い通りに勉強を進めることができないと悩んでいる人は多いと思います。
実は大学受験の頃の自分もそうでした笑
変にプライドが高く、完璧主義で全然勉強ができてなかったです。そしてもちろん、大学受験では志望校に行くことができませんでした笑
というか、点数的に受ける資格すらなかったです。
そんな思いを皆さんにはしてほしくないと思いこの記事を書いています。
ということで今回は、完璧主義の人がやりがちな勉強法を基になぜ完璧主義になると勉強ができないのかを解説したいと思います!
僕みたいに、大学受験で失敗したくない!完璧主義な自分でも、勉強できる人になりたい!と思う方はぜひ最後までお付き合いください。
本記事の内容はこちら!
完璧主義がやるダメな勉強法とは?
- 時間割を綿密に作る。
- 机をきれいにする。
- 最初から解き始める。
完璧主義が勉強できない理由とは?
- 思い通りにいかくてやる気0に。
- 言い訳するために部屋の掃除もしだす。
- 効率が悪すぎる。
以下の参考文献を基に書いています
完璧主義の人が勉強できない3つの理由と完璧主義がやるダメな勉強法とは

高校生時代の僕を例に、完璧主義の人がやりがちな勉強法を例に、完璧主義の人が勉強できない理由を3つ紹介します。
勉強できない完璧主義の勉強法①時間割をきっちり作る
まず、完璧主義の人は時間割を決めて勉強しがちです。
なぜなら、前もって時間割を決めておかないと気が済まないからです。
一日のスケジュールを決める
僕が受験生のころは、休日の時間割を前日に決めていました。例えばこんな感じです。
①9時から10時30分まで英語
15分休憩
②10時45から12時15分まで国語
13時までお昼休憩
③13時から2時30分まで数学
15分休憩
④2時45分から4時15分まで世界史
15分休憩
⑤4時半から6時まで生物基礎地学基礎
という風に、1時間30分を一コマ・休憩を15分として、一日のスケジュールを決めて勉強していました。
確かに、時間割を決めた方が計画的に勉強できる気がしますよね。僕もそう思って作ることを心掛けていました。
しかし、完璧主義の人が立てる時間割には最大の欠点があります。
完璧主義が勉強できない理由①
完璧じゃないとどうでもよくなる
完璧主義な人は、計画が完璧にいかないと途中でどうでもよくなってしまうという欠点があります。
これを「どうにでもなれ効果」と言います。冗談みたいな名前ですが、実際に心理学用語で「The What-The-Hell-Effect」という現象があります。
どうにでもなれ効果
具体的にどうにでもなれ効果とは、ひとつの小さな失敗のせいで自制心が壊れてしまう現象のことを言います。
自分が思い描いた理想とちょっとずれるだけで、もういいやってなってしまうんです。
これは実体験として、皆さんもちょっと上手くいかなかっただけで途中で投げ出したことがあるのではないでしょうか。
完璧主義な人は綿密に時間割を立てがちなので、どうにでもなれ効果が頻繁に発生してしまいます。
時間割通りに行かない
当たり前ですが、勉強をやっていると時間割通りに行かないことが多いですよね。
例えば、「1時間30分の間に問題集を15ページ解こうと思ってたけど、10ページしか終わらなかった」ということがありえます。
完璧主義の人は、全部やっておかないと残り5ページを残して終わることができません。
すると当たり前ですが、時間割の1時間半を超えて勉強することになりますよね。
ここで、時間割の意味をなくしてしまいます。
その結果、完璧主義の人は計画が完璧にいかなくなったことでやる気を失ってしまいます。どうにでもなれ効果の発動です。
1時間目のモチベーションはどこへ行ったのやら、もう勉強に取り組もうとは思えなくなります。結果、勉強できなくなるということです。
余裕を持って
時間割を立てて勉強することがいけないと言っているわけではありません。
完璧主義な人が勉強できない理由は、「きっちりした時間割を立ててしまうから」です。
対処法としては、何もしない時間を設けた時間割を立てるということです。
たとえば、先ほどの例を応用すると、
①9時から10時30分まで英語
15分休憩
②10時45から12時15分まで国語
13時までお昼休憩
③13時から2時30分までは何もしないorずれを調整する
15分休憩
④2時45分から4時15分まで世界史
15分休憩
⑤4時半から6時まで生物基礎地学基礎
という感じです。
数学の時間が丸々なくなってしまったので大丈夫か?と思う人もいるかもしれませんが、全部のやる気をなくすくらいなら、一つの教科を次の日に回すほうがましだと思います。
余裕を持った計画を立てることを心掛けてみましょう。
勉強できない理由①時間割通りに行かなくてどうでもよくなる。
勉強できない完璧主義の勉強法②机を綺麗にする
次に、完璧主義の人は勉強をする前に机を綺麗にします。
なぜなら、完璧主義であるゆえに片付けたくなってしまうからです。
綺麗な机で勉強したい
勉強法というよりか癖に近いかもしれませんが、完璧主義な人は勉強に取り掛かろうと思ったときに、まず机を綺麗にします。
勉強しよう。
↓
あ、机が汚いし綺麗にしよう。
↓
机のプリントを教科ごとに分ける。
↓
プリントや教科書を本棚にまとめる。
↓
よし、勉強しよう。
と言う風に、まず机がきれいじゃないと気が済みません。
これは共感する人多いのではないでしょうか。
少しでも机が汚いと勉強する気にならないですもんね。当然のようにやっていることだと思います。
でも、この当たり前の行動が勉強できない原因になることもあります。
完璧主義が勉強できない理由②机以外も掃除しだす
机を掃除する人がなぜ勉強できないかと言いますと、机を綺麗にしたあと部屋の掃除もしたくなるからです。
テスト前に、無性に部屋をきれいにしたくなったことがありませんか?僕はあります笑
勉強をしなければいけないとわかっているのに、違うことに時間を割きたくなる。
これを心理学の用語で「セルフハンディキャッピング」と言います。
セルフハンディキャッピング
セルフハンディキャッピングとは、あらかじめ言い訳をして自分にハンデを課すことを言います。
机を掃除すると一緒に部屋の掃除もしたくなると思います。あれは勉強しない言い訳を作っているわけです。
だってテスト前には、本当は勉強をやるべきですよね。でも、勉強するべき時間を掃除に使うというハンデをわざわざつけることによって、勉強ができない自分に言い訳をするということです。
勉強が進まないのも無理はありません。
本気を出せばできる(願望)
なぜ完璧主義の人が掃除をしたくなるかと言いますと、「自分は本気を出せばできる」という可能性を残しておきたいからです。
もしすべての時間を勉強に捧げたとして点数が悪かったら、努力をしてもできない人というレッテルを貼られてしまいます。
でも、勉強する時間を掃除に充てることによって、部屋の掃除をしていなかったらもっとできたという可能性が欲しいわけです。
しかも、部屋の掃除をしたうえで試験の結果が良かったなら、「本気を出してないのに自分って結構できるんや」と過信することができます。
つまり、部屋の掃除をしておくことで、結果が良くても結果が悪くても自分のプライドを守れるようになるんです。
今思うとカッコ悪いですよね。
せめて綺麗にするのは机だけ
もちろん、セルフハンディキャッピングを防ぐために机をきれいにするな!とは言いません。しかし、掃除をするとしても最小限に抑えるべきです。
机をきれいにするのは、勉強をするためですよね。部屋がきれいになったからと言って、点数が上がるわけではありません。あなたの受験が上手くいくわけでもありません。
- 何のために勉強をするのか。
- 何のために机をきれいにしているのか。
それを見誤らないようにしましょう。
勉強できない理由②セルフハンディキャッピングが発動しがち。
勉強できない完璧主義の勉強法③最初から解く
最後に、完璧主義の人はなんでも最初から取り組もうとします。
なぜなら、飛ばしたところが出たらどうしようと不安になるからです。
最初からやらないと気が済まない
受験生の僕はこんなことをしていました。
- テキストは範囲の1ページ目から読む
- 単語帳は最初のページから一つずつ覚える
- 単語帳は1番から50番までとキリがよい数字で覚える
- 問題集は第一章から解き始める
- 簡単な問題でもすべて解いていく。
などなど、初めから全部目を通していかないと気がすまない人でした。
少しでもやっていない箇所があると不安になるんですよね。
もしテストでやってないところがいっぱい出たらどうしようと思い、細かいところまで勉強しようとします。
一つ一つこなしていくことは大事なんですが、それが勉強できない理由に繋がってしまいます。
完璧主義が勉強できない理由③効率が悪い
最初から解く勉強法の最大のデメリットは、効率が悪すぎるということです。
なぜなら、通過するべき目標は合格点だからです。
100点は要らない
受験の最大のゴールは、合格点をクリアすることですよね。僕の時はセンター試験の5教科と前期の試験の合算で合格点にいけばいいという仕組みでした。
つまり、どれかの科目で100点なんて目指す必要なんてないんです。
得意科目なら安定して点数を取れればいいし、苦手科目なら足を引っ張らない程度に収まればいいわけです。
しかし、完璧主義の人は全ての科目で、100点を取りにいくための勉強法をしてしまっています。そんなことをしていても100点を取れるはずがありませんし、むしろ時間が足りなくて手をつけていない単元まで出てきたりします。
効率が悪すぎです。点数が上がらないのも仕方がないですよね。
目標は合格点を超えること
もちろん学んだことを全部理解したいと思う気持ちも大切ですが、皆さんにとって大事なことは限られた時間内で効率よく合格点に到達することです。そのためには、取捨選択が非常に大事です。
大学受験であれば、志望校ごとに配点が異なると思います。
- センター重視なのか
- 前期試験重視なのか
- 配点が半々なのか
などなど、それぞれの大学に特色がありますよね。
資格試験であれば、合格点が明確ですよね。
- 7割取れたら合格
- 900点超えたら認められる
などなど、資格取得のために超えるべきラインがあります。
それを無視してでも、前から解くことに意味があるでしょうか。はっきり言ってないですよね笑
模試を受けると自分の立ち位置が分かるはずです。
何が苦手なのか、何ができているのか。苦手なところを克服して、得意なところは伸ばしていくと効率よく勉強できますよね。
前から解いていくのは今すぐやめましょう。
確かに、勉強に漏れがあると不安になる気持ちもわかります。全部理解したい気持ちもわかります。
でもそのせいで、目標を達成できなかったら本末転倒ですよね。
完璧にこだわらず、目標達成にこだわりましょう。
勉強できない理由③前から勉強するから効率が悪い。
完璧主義が勉強できないまとめ

今回は、完璧主義がやりがちな勉強法と勉強できない理由を3つずつ紹介しました。
復習します。
①時間割を作る
→思い通りにならなくてやる気がなくなる。
②机をきれいにする
→セルフハンディキャッピングが生じる
③最初から解き始める
→効率が悪すぎる。
①時間割には余白を作る。
②きれいにするのは机だけ。
③合格点を意識する。
ということでした!
今回は、大学受験で失敗した僕を例にだしました。具体例はサンプル数1かもしれませんが、科学的に根拠がある心理現象を取り上げました。
なので、当てはまった人も多いのではないかと思います。
皆さんには、僕みたいに完璧主義だったせいで悪い結果を生んで欲しくないので、ぜひ完璧主義を和らげていってください。
非力ですが、成功を祈っています!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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