- 他人にプレゼントをするのが実は嫌な人。
- 他人にお金を使うと損した気分になる人。
- 気分がよくなるお金の使い方をしたい人。
この記事を読めば、他人にお金を使いたくない人がヤバい理由を理解することができます。
皆さんは人にプレゼントをするのが好きですか?
ケチな人はついつい、人にプレゼントするときに「できる限りお金をかけたくない!」と思ってしまいますよね笑
僕も少し前までは【超絶なケチ】だったので他人にお金を使うことに非常に抵抗がありました。お土産を買って帰るという習慣にずっと抗って、お土産はほとんど買ったことがなかったです笑
でも最近は、大切な人にお金を使うことで自分も幸せになれるということを実感しているので、親友や家族の誕生日にはお金を使うようにしています。
なんなら、今は他人を祝うというのが一番いいお金の使い方だと思っています。
こんなことを言うと、偽善ぶりやがってと思われるかもしれませんが、実際にやってみるとわかると思います。自分で使うよりも大切な人を喜ばせた方が幸せになれるんやって肌感覚でわかります。
そうは言っても、なかなか他人にお金を使いたくない人はいますよね。
ということで今回は、他人に人にお金を使うことのメリットと他人にケチになることで起こるデメリットについて書いていきたいと思います。
人にお金を使うメリット

結論から言いますと、人にお金を使うことで自分はお金に余裕があるという気分を持つことができます。
ある実験で、参加者は1ドルが入った封筒を渡されました。
そして、以下の行動をどれか一つ選択しました。
①自分のモノにする
②チャリティーに寄付をする
③実験者に返す
普通に考えると、
②と③はどちらも1ドルを失っているので損した気分になるはずです。
しかし実験の結果、
お金を寄付した人は実験者にお金を返した人たちよりもはるかに気分がよく、
1ドルもらった人と同じくらい裕福な気分になった
ということがわかりました。
この1ドルを損しているにも関わらず裕福な気分になったというのがポイントです。
過去の記事でお金が足りないという感覚はヤバいという話を書きました。
お金において「お金を十分に持っている」という余裕はとても大事なわけです。
この実験では、他人に寄付をするとお金を失っているにも関わらず裕福な気持ちになることができました。
お金を寄付した人は人にお金があげられるほど自分はお金に余裕があるという実感が得られました。
つまり、他人にお金を与えると裕福な気分になり、お金に対する余裕が生まれるということです。
人は余裕がないときほどケチになります。
実はその逆でお金が足りないと思っているときほど、他人にお金を使ってみることが大事なんです。
忙しいときほど他人に時間を使ったほうがいいという話と同じですね笑
お金が足りないという感覚を引き起こさないためにも他人にお金を使ってみましょう。
人にお金を使わないデメリット

逆に、他人にお金を使うことを渋ると健康に悪いということが判明しています。
もらったお金を他人と分けるという実験を紹介します。
その実験では、10ドルを渡して自分の好きな額だけ他人と分けるように指示をします。
お金をわける相手は文句を言いません。そして全部自分のモノにしたとしても罰則はないという条件です。
皆さんならどのようにわけるかを考えていただきたいのですが、実験の結果は、
半分よりちょっと少ない額を相手に渡すということがわかりました。
そして、人にあげればあげるほど人は幸せに感じ、多くお金を他人に渡した人は恥を感じることが少ないという結果になりました。
一方で自分の額を決めるときに恥を感じれば感じるほどストレスホルモンであるコルチゾールが高くなるということがわかりました。このストレスホルモンは高い状態が続くと炎症が起こり、老化の原因となります。
つまり、自分の取り分を多くしようと考えたときに自分はケチだと自覚すればするほど、そこに恥ずかしさを感じれば感じるほど、ストレスを感じて健康を悪化させるということです。
ケチすぎると体に害を及ぼしてしまうんですよね。
まあ自分が全て得ることに何も感じない人であれば関係ない話かもしれませんが、ケチだと思われるのが恥ずかしいと感じる人は多いと思います。
ケチなことが悪いわけではありませんが、自分が恥ずかしくないくらいのケチでいることを心がけましょう笑
まとめ
・他人にお金を使うと余裕が持てます!
・ケチになるとストレスレベルが上がる!
・ケチ加減はほどよくしましょう笑
今でも超がつくほどのケチですが、それは無駄なことにお金を使わないという面でのケチです。
人にお金を使うという面で支出を削るのは、他人のためにはもちろんですが自分の心や体の健康にもよくないので大切な人の誕生日は積極的に祝いましょう!
でも、くれぐれも自分の利益ばかり考えるテイカーには気を付けてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
参考文献
・『「幸せをお金で買う」5つの授業』エリザベス・ダン マイケル・ノートン著