- 時間がないという悩みを抱えている人。
- 現代人みんなが忙しいと思っている人。
- 時間がない状態から抜け出したい人。
この記事を読めば、なぜ現代人は時間がないのか?について理解し、時間が足りないという状態から抜け出す方法を知ることができます!
皆さんは忙しいですか?
僕の肌感覚ではありますが、現代人はほとんどの人が忙しいように見えます。
というか、ここ最近ずっと忙しい状態が続いていますよね。というのも、「現代人 時間がない」で調べると、2011年の記事ですら「現代人はなぜ忙しいのか?」というタイトルです。
ここ10年くらいみんな忙しいというわけですね笑
だからこの記事を読んでいる人はこんな悩みや不満を抱えていると思います。
「世の中はこんなに便利になったのに、なんでまだ忙しいの?」
ご存知の通り、交通機関の発達やインターネットの普及によってあらゆることが便利になりました。
東京―大阪はすぐに移動できますし、北海道にいる友達にも秒でメッセージを送ることができます。
行動の時間が短縮されて便利になったから時間が増えるはずですよね。でも全然時間にゆとりが持てない。
これはなぜなんでしょうか。
ということで今回は、便利になったにも関わらず現代人はなぜまだまだ時間がないのか?という話をしたいと思います!
本記事の内容はこちら!
いつまでも現代人に時間がない3つの理由とは?
- スマホの登場。
- 時間を浪費させるSNS。
- 将来に対するぼんやりとした不安
時間がない現代人がやるべきこととは?
以下の参考文献を基に書いています。
- 「週40時間の自由をつくる超時間術」
- 「最高の体調」
現代人に時間がない3つの理由とは?

さっそく、便利になったにも関わらず現代人がいつまでも忙しい理由について解説します。
現代人に時間がない理由①
スマホの登場
まず、現代人はスマホが登場したことによって時間が足りない状況に陥っています。
なぜなら、スマホの登場によって作業がマルチタスク状態になってしまうからです。
マルチタスクの罠
スマホって非常に便利ですよね。
電話とインターネットとカメラと財布の機能が内蔵されていますので、もはやスマホさえ持っていれば生活できるくらいにまで進化しました。
しかし、スマホが普及した弊害として、ほとんどの人がマルチタスク状態で仕事や勉強をするという状態になっています。
なぜマルチタスク状態がヤバいかと言いますと、マルチタスクで作業をすると時間が足りないという感覚が増してしまうからです。
ジョンロビンソン博士によると
社会学者のジョン・ロビンソン博士によると、ある作業から別の作業へ何度も注意を変えると、その度に時間に対するプレッシャーが増えるそうです。
つまり、スマホを触りながら仕事や勉強をすると作業を何度も切り替えることになるので、どんどん時間に対するプレッシャーが増えていくばかりになるというわけです。
例えば、あなたが勉強していたとします。
勉強中にスマホの通知が鳴ると、中身を見たくなりますよね。ここで一度作業を切り替えます。
そして、通知の中身を確認した後、もう一度勉強に戻りますよね。ここでまた作業を切り替えます。
このように、作業の間にスマホが入り込むことによって作業を変える頻度が増えてしまい、時間が足りないと感じるようになるということでした。
皆さん、何気なくスマホを触っていると思いますが、スマホを触るたびに時間が足りなくなっていくので気を付けた方がいいです。
確かに、スマホがないとやっていけないよ!という人は多いと思います。
しかし、大事なことはスマホに操られることではなく、スマホを使いこなすことです。
自分の大事な時間を奪われてしまったら本末転倒になりますので、注意しましょう!
スマホとのマルチタスクせいで時間が足りないという感覚に陥る。
現代人に時間がない理由②
時間を浪費させるSNS
次に、SNSが人々の時間を奪っているため、現代人は時間が足りません。
なぜなら、SNSはできる限り長く滞在させるような仕組みが施されているからです。
時間潰しの娯楽が勢ぞろい
今はネットの娯楽業界が激熱ですよね。時間を潰せる娯楽で満ち溢れています。
例えば、
- ネットフリックス
- YouTube
- インスタグラム
などなど、何時間でも見てられるアプリが登場しています。そして、これらは時間がない要因となっています。
なぜなら、アプリ制作側が滞在時間を長くするための工夫をしまくっているからです。
簡単には抜け出せない
過去にこんな記事を書きました。

僕はYouTube依存症じゃないかと思うくらいYouTubeが好きです。
この記事は日曜日の午後に書いているんですが、午前中はYouTube漬けになってました。ついつい見てしまうんですよね。気づいたら何時間も経っていることは日常茶飯事でした。
言い訳になるかもしれませんが、これは自分の意志力が弱いだけの問題ではなく、制作側がずっと見てくれるような工夫をしているから起きてしまう問題でもあります。
つまり、アプリを作った人たちは我々の時間を奪いに来ているというわけです。
YouTubeでは、関連動画にアルゴリズムがオススメ動画を置いたり、自動再生機能があったりします。それは、少しでも長く僕らの可処分時間を奪うための仕組みです。
まあ広告ビジネスなので仕方がないことではあるんですが、まんまとはまってしまったら時間がなくなって当然ですよね。そして簡単に抜け出せるものでもないのでかなりやっかいです。
確かに、面白いから見てしまうのも分かります。周りの人でも、ネットフリックスの続きが気になりすぎて夜更かししちゃったという人もいました。
それだけ魅力的なコンテンツですもんね。
しかし、相手は我々の時間を奪うために四六時中試行錯誤をしています。そんな相手に意志力で勝てるわけがありません。
娯楽アプリたちは、時間を奪いに来ているので気を付けましょう!
広告ビジネスで成り立つアプリ制作側が現代人の時間を奪いに来ている。
現代人に時間がない理由③
将来に対するぼんやりとした不安
最後に、現代人はぼんやりとした不安を抱えて常に何かをしているので時間がないです。
なぜなら、常に何かを行っているのでゆっくり立ち止まって考える時間を持たないからです。
ぼんやりとした不安
皆さんも感じていると思いますが、現代人は将来に対してぼんやりとした不安があります。
- 年金がもらえるだろうか。
- 仕事はこのまま続けられるだろうか。
- 結婚はできるのだろうか。
などなど、将来に対して解決しようのない悩みを抱えてしまっています。
これは現代人特有の悩みで、人間が狩猟採集民のころにはなかった悩みでした。
なぜ現代特有かと言いますと、狩猟採集民のころはその日を生きることに必死でしたが、豊かになった現代は未来を見据えられるようになったからです。
もちろんまだまだ食糧が足りていない国や地域も存在しますが、日本ほとんどの人は今日生きることに困っていません。
「今日の晩御飯がない。」
「明日生きられるかわからない。」
そんな悩みを抱えている人は少数派でしょう。
近視的な悩みが解決された結果、現代人は未来に対して不安を感じるようになりました。
その正体が皆さんの抱えるぼんやりとした不安です。
何かしておきたい
ぼんやりとした不安が生じた結果、皆さんは何もしないことに対して恐れを感じるようになりました。
何かやらないといけない。
仕事で成果を出さないといけない。
LINEを返さないといけない。
などなど、常に何かしらの情報に触れていないと気が済まない状態になりました。
僕もそうです。
- ブログのアイデアを考えなければならない。
- 新しいことを始めないといけない。
- 何かやらんといけない。
そんな焦燥感を感じています。
その結果、時間にゆとりが持てなくなってしまったんですねー
何をやっても満たされず常に何かにおびえています。いつまで経っても時間がないのも仕方がありません。
立ち止まって考えられたらいいのですが、それもできません。
物思いにふける時間をなくした結果、いつまでも時間がないと感じ続けてしまうわけです。
ぼんやりとした不安のせいで時間が足りないという感覚に
時間がない現代人がやるべきこととは?

ここまで、スマホが登場したことによってマルチタスク状態になり、SNSに時間を奪われ、立ち止まる時間がなくなった結果、現代人には時間がないよーという話をしてきました。
ここからは、じゃあどうすればいいの?という話をしていきます。
現代人は時間がないからこそ何もしない
結論から言いますと、意図的に何もしない時間を作ってください。
なぜなら、わざと時間を浪費することで、自分は時間があるんだという感覚を得ることができるからです。
時間が足りないことはない
いや何もしないなんてもったいないよ!と感じる方もいると思います。しかし、時間がないと感じていること自体が時間を奪っているということもわかっています。
過去にこんな記事を書きました。

この記事を一言でまとめると、「忙しいと言っている人ほど実は仕事ができていない。」という話です。
時間が足りないと感じている人は脳のメモリーが不安で圧迫されて、よいパフォーマンスが発揮できていません。これは、物質的な時間が問題なわけではなく、時間がないと感じていること自体に問題があります。
そこで、わざと時間を捨ててみるわけです。
時間を捨ててみる
時間を捨てるとは言い換えると、わざと何もしない時間を作るということです。
先ほども話したように、現代人は何かをしていないと不安を感じてしまいます。それは何かをしているから感じている不安でもあります。
そこで必要なのが立ち止まって考える時間です。
- 自分はなぜ仕事をしているのか。
- 自分はなぜ勉強をしているのか。
- 自分はなぜこの作業をしているのか。
そんなことを考える時間を持てていない人は多いと思います。
そんなときに何もしない時間を作ることで、今の自分を冷静に振り返ることができます。
ポイントは、本当に何もしないことです。やるなら思いついたことを紙に書くくらいですね。
動き続けている自分を一度立ち止まらせて、わざと時間を捨ててみましょう。
始めは焦燥感を感じるかもしれませんが、続けていると自分には時間があるという感覚を得られると思います!
現代人に時間がないまとめ

ここまで、現代人に時間がない3つの理由と現代人が今すぐやるべきことについて解説しました!
復習します。
- マルチタスクで時間のプレッシャーが増す。
- SNSが時間を奪いに来ている。
- ぼんやりとした不安が時間不足を感じさせる。
何もしない時間を作って時間感覚を取り戻す。
ということでした!
冒頭にも話しましたが、現代人は本当に忙しそうです。一度立ち止まってみたらいいのになって思うことがよくあります。
かくいう僕も常に動いてしまっているので立ち止まる時間を意識的に取りたいと思います。
皆さんの忙しさが少しでも和らぐことを祈っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます!