・YouTubeを見すぎたくない人。
・YouTubeをだらだら見てしまう人。
・YouTubeで時間を無駄にしている人。
この記事では、YouTubeをダラダラ見すぎて時間を無駄にする理由とその解決策を紹介します。
皆さんはYouTubeを見ますか?
今ではテレビよりもYouTubeの方が見るという人も多いかもしれませんね。
僕もそんな一人です。YouTube依存症ちゃうかっていうくらい一時期はYouTubeばっかり見ていました。
ひどいときは5時間以上見てましたね笑
メンタルがやられているときとか特に見がちでした。今でもYouTube依存が治ったわけではありませんが、だいぶましにはなったと思います。
そんな日常生活に溶け込んでいるYouTubeですが、時々YouTubeを見ててこんな経験をしたことがありませんか?
「YouTube見てたらめっちゃ時間経ってた。」
「気が付いたらYouTube3時間も見てる。」
「YouTube見すぎて勉強する時間がない。」
そうなんです。YouTubeってついつい時間を無駄にしてしまうんですよ。
あれってなんでなんですかね笑
今日はそんな素朴な疑問を解決していきたいと思います。
本記事の内容はこちら!
- YouTubeで時間を無駄にする理由
- YouTubeで時間を無駄にしないために
以下の参考文献を基に書いています。
YouTubeで時間を無駄にするたった一つの理由とは?【解決策あり】

さっそく結論から参ります。
YouTubeで時間を無駄にする原因とは?
結論:自動再生されるから。
結論から言いますと、YouTubeに備わっている自動再生機能があなたをYouTubeから離れないようにしています。
なぜなら、自動再生機能によって「これ以上見ない」という選択を自分がしないと動画が続いてしまう状況になっているからです。
YouTubeは自分でやめられない
実は、YouTubeで時間を無駄にしないためには、自分で見るのをやめないといけません。
そんなん当たり前やんと思われる方もいるかもしれませんね笑
でも、自分のYouTube生活を振り返った時に、自分で観るのをやめようと思ってやめられることって少ないと思います。
ご飯の時間になった。
いつの間にか寝ていた。
家を出る時間になった。
などなど、外的要因で観るのを辞めざるを得ない状況になったから止まった、という人は多いと思います。
簡単に言うと、YouTubeを外的要因でしかやめていないということです。
確かに、自分の意志で観るのをやめてるよ!と反論する人もいるかと思います。
しかし、本当に自分の意志でやめられているのであれば、時間を無駄にするまでYouTubeを見ることはありません。きっちり時間を決めて不満なく楽しんでいることでしょう。
ずばりそういう人はこの記事に訪れる人ではないということです笑
YouTubeで時間を無駄にしたという人は自分で観るのをやめられていません。これは事実なので受け止めた方がいいです。
YouTubeで時間を無駄にする構造
では、ここまでYouTubeを自分の力で観ないようにするのは難しいよという話をしてきたわけなんですが、「これ以上見ない」という選択を自分ですることがいかに難しいかということを明らかにするためにある研究を紹介したいと思います。
(研究に興味がない方はここは飛ばしてOKです笑)
「しない」を選ぶ心理的ハードル
心理学者のエリックジョンソンとダン・ゴールドスタインは、臓器提供の意思表示に関する研究を行いました。なぜなら、臓器提供の意思表示に関する答えがヨーロッパの国々で大きな差があったからです。
ヨーロッパ各国の臓器提供同意率はこのようです。
グループ①
デンマーク 4%
ドイツ 12%
オランダ 28%
グループ②
スウェーデン 86%
ベルギー 98%
オーストリア 99%
あえて色を変えてわかりやすくしましたが、グループ①の3か国に比べてグループ②の3か国は臓器提供の同意率が大幅に高いことがわかります。
なぜこのような違いが発生したかというと、質問のやり方がそれぞれ異なっていたからなんです。
Yesならチェックするパターン
具体的には、臓器提供の意思表示が低い国々(グループ①)では次のような質問がされました。
Q.臓器を提供してもよい場合は、ここにチェックをしてください。
つまり、チェックを入れないと臓器提供の意思を明らかにできないということです。
Noならチェックするパターン
逆に同意率が高い3か国(グループ②)では次のような質問がされました。
Q.臓器提供をしたくない場合は、ここにチェックをしてください。□
つまり、臓器提供を拒否する場合だけチェックを入れないといけないということです。
手間が増えると現状維持を好む
この2つの質問を見てわかるように、チェックを入れるという手間が一つあるだけで結果が大きく変わるということです。
質問の項目を逆にしただけでこんなにも大きな差がでるなんて驚きですよね。人は能動的に何かをしないといけないとなると、少しの手間がハードルとなり結局は現状維持を好んでしまうわけです。
これを聞いたときに「こんな簡単な仕掛けで変わるわけないやん!」と思った方もいるかもしれません。
でも、会員登録をするときにメール配信をしますか?のチェック欄にデフォルトでチェックが入っていて、要らないメールが来たという経験がある人は多いと思います。
あれはこの原理を利用しているわけです。
会員にチェックを入れさせるよりもチェックを入れたままにしておく方がメール配信を許可する割合が高くなるから、はじめからチェックを入れてあるんですよねー。
いかに世の中に心理学が利用されているかを実感いただけたかと思います。
YouTubeの自動再生機能は心理的ハードル
話を戻しますと、これがYouTubeにも当てはまります。
皆さんはまずYouTubeの設定で自動再生設定を自らオンにしましたか?
してないと思います。
いつの間にか自動再生ボタンがオンになっていましたよね。そして、自動再生されるということは、見るのをやめるという選択をしない限り動画は永遠と流れるわけです。
臓器提供という大きな決断でさえチェックすらしないことを考えると、動画を見るのをやめることが人間にとって心理的ハードルになるということが理解していただけると思います。
確かに、そんなことで自分はYouTubeで時間を無駄にしているはずがない!と思われるかもしれません。
でも、実際に時間を無駄にしていた僕もこの原理を理解してからは無駄に時間を費やすことが減ったので、一定の効果は保証できます。
ここまでをまとめますと、皆さんがYouTubeを何時間も見続けてしまう理由は、自動再生機能が付いているため、「もう動画を見ない」という選択を自分からしない限りYouTubeから離れることができず、それが人間にとって心理的なハードルになるからということでした。
知識:自動再生機能によってずるずる視聴してしまう。
YouTubeで時間を無駄にしないために

それではどうすればYouTubeをずるずる見るのをやめることができるでしょうか。
皆さんが気になるのはここからですよね。
YouTubeの自動再生機能をオフにする
答えは簡単です。
自動再生機能の罠から抜け出すために、自動再生機能をオフにしましょう。
関連動画の上らへんでいつの間にかオンになっていると思うので、それをオフにしてしまってください。
なんだそれだけかよ!って思ってブラウザバックしようとした人、ちょっと待ってください笑
なぜ自動再生をオフにすればよいか理解していただけていないと、また同じ悩みに苦しんでいまうので、自動再生をオフにする理由を整理します。
「動画を見る」という選択をする
自動再生をオフにすることでどうなるかと言いますと、能動的に自分から動画を選ばない限りYouTubeを見続けることはできません。
つまり、「見ない」という選択をするのではなく、「見る」という選択を能動的に行うようにするということです。さっきの逆をするだけです。
先ほど実験を紹介しましたが、「しない」という選択肢を取る心理的ハードルがあるように、「する」という選択を行うにも心理的ハードルがあります。
【これ以上動画を見ない】という現状維持をやめる選択ではなく、【次の動画を選ぶ】という能動的選択にすることで、一定の心理的ハードルを与えられるため、YouTubeで時間を無駄にすることが減らせるということですね。
見るのを意識的にやめるよりもYouTubeから抜け出すのはまだ簡単になると思います。
そんなことで変わるのか?と疑問に思われるかもしれませんが、今までやめようと思ってもやめられなかったと思うので、騙されたと思って一度自動再生をオフにしてみてください。
そして、動画を自分で選ぶYouTubeライフにしましょう!
行動:自動再生機能をオフにして能動的に動画を選ぼう。
YouTubeで時間を無駄にする理由まとめ

今回は、YouTubeを見過ぎて時間を無駄にしてしまう理由について書きました!
復習します。
自動再生機能のせいで自分の意志で動画を見終えなければならないから。
自動再生機能をオフにして動画を選ぶ側になる。
YouTubeは非常に便利な娯楽です。
面白い動画がたくさんあります。
アーティストのMVが見れます。
可愛い猫の動画もあります。
ついつい時間を浪費してしまう気持ちは十分にわかります。僕も一時期はYouTube漬けの日々でしたからね笑(この時一回メンタルやってます。)
適度な距離感で使えば間違いなく人生を豊かにしてくれるものなので、程よく使っていきましょう!
まあ全部自分への戒めなんですけどね笑
最後まで読んでいただきありがとうございます!